12月23日 食品ロス削減対策特別委員会

議事
(1)付託事項の調査
  ア 食品ロス削減対策に関する提言書(素案)について
  (ア)課題整理調査票に基づく提案内容について
     各会派等から説明を聴取した。
     なお、各会派等からの提案内容については、提言書の構成(案)のとおり、これまでの勉強会の協議の中で内容を整理したものを、本提言書(素案)として取りまとめたので、承知願った。
  (イ)本提言書(素案)について
     手元に配布した本提言書(素案)について、副委員長から説明し、協議した結果、協議内容を踏まえ、委員長において「食品ロス削減対策に関する提言書(案)」を作成し、改めて協議することとした。
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             会議の概要は、次のとおりである。
                             午前10時00分開会

○委員長(はねだ福代) 
 ただいまから食品ロス削減対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、各委員及び理事者に申し上げます。
 新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、発言内容は簡潔明瞭にしていただき、会議時間の短縮に努めていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
 それでは議事に入ります。
 付託事項の調査を行います。
 当委員会の調査事項は、食品ロス削減に関する諸問題について、総合的に調査し、対策を検討することとなっております。
 本日は、食品ロス削減対策に関する提言書(素案)について調査・検討いたします。
 9月29日の本委員会におきまして、区内における食品ロスの課題解決に向けて、本区として取り組むことが可能な食品ロス削減対策等を検討し、墨田区議会基本条例第14条第2項に基づく執行機関への政策提言を行うこととし、その内容調整については、勉強会を開会することとしておりました。
 本決定に基づき、この間、勉強会を計4回開会し、委員及び関係理事者の皆様と協議を重ね、食品ロス削減対策に関する提言書(素案)を取りまとめたところです。
 本日はまず、本提言書(素案)の作成に当たり、各会派等から提出していただきました課題整理調査票に基づく提案内容について、各会派等からご説明いただいた後、本提言書(素案)について、前文及び提言1から提言3までの提言ごとに順に協議することといたします。
 それではまず、課題整理調査票に基づく提案内容について、各会派等から順次、ご説明願います。
 自民党、お願いいたします。
     〔「今、自民党さんが準備をしているので、私が先にやります」と呼ぶ者あり〕

○委員長(はねだ福代) 
 それでは、新しいすみだ、井上委員。

◆委員(井上ノエミ) 
 課題整理調査票、新しいすみだ。
 フードロス事業の担い手について。
 金沢市においては、NPO法人石川フードバンクネットや、NPO法人HappyMarketさくらなどがドライブについて大変活躍しています。
 考え方として、フードロスに取り込むNPOを設立したい区民に対する助成金などを考える。また、現存するNPOに対する助成金も検討する。区外でフードバンク等を実施しているNPOに、墨田区内での事業を検討してもらう。
 墨田区においても、民間でできることは民間でやるのが原則ですから、フードロス事業に取り組むNPOや区民団体を育てて、官民が一体となって連携して事業を実施するようにすべきと考えます。

○委員長(はねだ福代) 
 ただいまご説明いただきました各会派等からの提案内容につきましては、提言書の構成(案)のとおり、これまでの勉強会の協議の中で整理した内容を整理した上で、本提言書(素案)として取りまとめましたので、ご承知おき願います。
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○委員長(はねだ福代) 
 次に、ウについてでありますが、いかがでしょうか。

◆委員(おおこし勝広) 
 総括的事項のところについては、「NPOや区民団体と連携し」というふうに定義されているんです。ただ、こちらのほうだと、「NPOの活動」だけになってしまっていますので、入れるのであれば、総括的事項と合わせて、「NPOや区民団体の活動」にしたほうがよろしいのではないのかなというふうに思っております。
 それと、気になったのが、財政的支援を検討するというところでございます。食品ロスをやっている民間団体やNPOにだけ、区議会、委員会として財政支援をしているというふうに捉えられると、他にも様々な活動を行っている区民団体、民間団体がありますので、公平性、公正性をどう担保するのかということが出てきますので、財政的支援というところに関して、もう少し書き方について検討したほうがいいのではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(はねだ福代) 
 これは新しいすみださんのところの提案で、提言に盛り込ませていただいたんですけれども、今のおおこし委員のご意見に対してはいかがでしょうか。

◆委員(井上ノエミ) 
 ウについては、「財政」を削除でいいです。

○委員長(はねだ福代) 
 よろしいですか。

◆委員(あべきみこ) 
 今、井上委員のほうから、「財政」については削除してもいいということがご意見としてありましたが、ここで削除するというよりも、「支援策」という言葉を入れると、金銭的な支援も入りますし、仮に法人を設置する場合の成立の支援について、そういった施策も入りますので、ある程度、井上委員が考えた部分も網羅されると思うんですけれども、いかがでしょうか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(はねだ福代) 
 よろしいでしょうか。
 それでは、「財政」という言葉を取って文言を整理したいと思いますが、この場合、「NPOや区民団体」とし、「創設に対する必要な支援について検討すること」という修正でよろしいですか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(はねだ福代) 
 それでは、そのように決定いたします。
 ここで用語解説が出てくるんですが、この用語解説についてご協議願いたいと思います。
 フードシェアリングの支援についてということで、この提言書の中には用語解説が出てきます。この用語解説の考え方なんですけれども、提言書を提出するのは区長ということで、区長に用語解説を付けた提言書を出すのがいいのかどうか。一方で、区民の方にしっかりと読んでいただくという意味で、ここに用語解説を載せたほうがいいのかどうか。二つ、やり方はあると思うんですが、ご意見を伺いたいと思います。

◆委員(おおこし勝広) 
 私は、公で作成する資料については、あくまでも区民に出すという思いで作成すべきだというふうに考えております。
 したがいまして、たとえ相手が区長であったとしても、区民の方に読んでいただけるような提言書であるべきだと思いますので、用語解説は入れたままでよろしいかというふうに思っております。

◆委員(はらつとむ) 
 おおこし委員がおっしゃったとおりなんですが、提案者側からしますと、用語について様々な解釈の違いがあるといけませんので、しっかりさせておいたほうがいいと思います。

○委員長(はねだ福代) 
 このまま提言書に載せるというご意見でございましたが、それでよろしいでしょうか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○委員長(はねだ福代) 
 それでは、そのように決定させていただきます。